飲む中絶薬、どうなる?

中絶薬とは? – ミフェプリストン + ミソプロストール。✅ 経口中絶薬は安全で効果的な中絶方法です。郵送で受け取ることができます。

Women on Webが提供する医学的情報は最新の調査・研究に基づいています。Women on Webの医師チームは、様々な国の中絶に関する政策・研究・薬の使い方の手順など、入手できるものに目を通し、最新情報に合わせて常にWomen on Webの情報をアップデートしています。


著者: Hazal Atay

作成日: 12/05/2021

査読者: Catherine St Cyr

査読日: 02/05/2025

オンライン診察で中絶薬を注文

Women on Webのオンラインサービスで中絶薬を入手し、安全に中絶を行う女性は、毎年何千人にも及びます。妊娠10週以下の初期妊娠で、重大な疾患がなく、お住まいの国・地域で安全な中絶ができない場合、あなたを支援することができます。

Women on Webのヘルプデスクは医師に訓練されており、16ヶ国語で対応可能です。中絶前から中絶後まで、中絶過程全てにわたって、24時間体制であなたの質問にお答えします。Women on Webのヘルプデスクは、あなたの決断を尊重し、あなたがどんな状況にあっても、またどのような質問であってもジャッジすることはありません。中絶が成功するよう、ヘルプデスクが中絶薬の正しい使い方を説明します。中絶薬を服用して予期される痛みや出血、合併症の兆候などに関しても、ヘルプデスクと連絡を取り合ってもらいます。

飲む中絶薬をメールで注文する

  • 経口中絶薬は24時間以内に処方されます。
  • 飲む中絶薬は70−90ユーロです。
  • 中絶薬が発送されたら追跡番号がメールで送られます。
  • 週7日24時間、16ヶ国語の支援体制です。

飲む中絶薬のオンライン診察

オンライン診察は医師との対面診察と同じです。あなたが記入したオンライン診察をWomen on Webの医師が拝見し、あなたの状況や手術歴などの既往歴を把握し、中絶薬を使ってもリスクがないことを確認します。病院などでの初診でも、医師はあなたに質問し、あなたの健康状態やこれまでの病歴などを記録し、安全に中絶できるか判断すると思います。もちろん、あなたがオンライン診察で記入した個人情報が外に漏れることはありません。

飲む中絶薬 費用

中絶薬を受け取るために70ー90ユーロの寄付をしていただきます。もし、寄付が難しい場合、お知らせください。

90ユーロ以上の寄付も歓迎です。私たちは非営利ですので、あなたの90ユーロ以上の寄付で、他の多くの女性を支援することができます。

中絶薬とは? ミフェプリストンとミソプロストール

飲む中絶薬はミフェプリストンとミソプロストールという2種類の薬から成り立っています。まずミフェプリストンを服用し、妊娠継続に必要なホルモンを止めます。ミフェプリストン服用24−48時間後、ミソプロストールを服用します。すると子宮に重めの月経のような筋肉収縮が起こり、子宮の内容物が外に出されます。

ミフェプリストンとミソプロストールとは?

  • 飲む中絶薬に伴うリスクは、家庭用常備鎮痛剤よりも低いと報告されています。
  • 世界保健機関(WHO)の必須医薬品です。
  • 小包は、Women on Webと提携している薬局から発送されます。
  • 製薬会社はWHOのガイドラインに則り、製薬しています。

中絶薬 飲み薬 (12週まで)

中絶薬を使った中絶は、「中絶ピルを使った中絶」「自分で行う中絶」「自宅での中絶」などと呼ばれますが、流産を喚起する薬を服用し妊娠を中絶することを言います。

世界保健機関つまりThe World Health Organization (WHO) は「妊娠週数12週までの妊娠初期なら、経口中絶薬を使って自分で行う中絶は安全であり、中絶する本人にとっても辛くなく、本人が主体性をもってできる中絶である」と述べており、中絶薬を使った中絶を勧めています。

中絶を行う時には、水分をしっかり補給でき、心も身体も自分自身が安心できる場所を選んでください。できれば一人ではなく、信頼できる誰かがそばにいるようにしてください。

中絶薬とはミフェプリストンとミソプロストールの2種類の薬のセットです。ミフェプリストンが手に入らない場合、ミソプロストールのみでも中絶をすることができます。

ミフェプリストンとミソプロストールを使って中絶

飲む中絶薬はミフェプリストンとミソプロストールという2種類の薬から成り立っています。最も一般的で効果のある中絶方法です。まずミフェプリストンを服用し、妊娠継続に必要なホルモンを止めます。ミフェプリストン服用24−48時間後、ミソプロストールを服用します。すると子宮に重めの月経のような筋肉収縮が起こり、子宮の内容物が外に出されます。飲む中絶薬を使った中絶では、大体の場合1−2日で通常の生活に戻ります。少量の出血が完全に止まるのは、中絶後2週間くらいですが、次の月経が来るまで続くこともあります。

ミソプロストールは、舌の下に置き、溶かす方法で服用をしてください。膣から服用すると、溶けきらない薬が残る場合があります。

舌の下に置き、薬を溶かす方法で薬を服用すれば、病院に行くことになっても、薬は血液検査を含むどのような検査にもあらわれません。

薬(ミフェプリストンとミソプロストール)を使って行う中絶は安全で、98%成功します。飲む中絶薬に伴うリスクは、お産、薬局で購入するイブプロフェンや高容量アスピリンなどよりも低いと報告されています。

ミフェプリストンとミソプロストールは、世界保健機関(WHO)の必須医薬品です。

経口中絶薬の服用方法など、飲む中絶薬についてもっと知りたい方は、ホームページのQ&Aをお読みください。

ミソプロストール(別名シトテック)のみで中絶

ミフェプリストンが手に入らない場合、ミソプロストールだけでも中絶できます。ミソプロストールはシトテックとも呼ばれます。

服用方法を守れば、ミソプロストールだけでも85%の成功率で中絶を行うことができます。成功率は妊娠週数によります。

ミソプロストール(別名シトテック)が薬局で手に入る場合、入手を試みてはいかがでしょうか?妊娠中絶を早い時期に行うことができるかもしれません。ミソプロストールのみを使って自分で行う中絶は、妊娠12週まで安全です。ミソプロストールは12錠必要で、中絶過程は6−7時間です。

ミソプロストールのみを使って中絶する場合、妊娠週数を知っておくことは大切です。副作用は妊娠週数が進むほど大きくなります。これは、ミフェプリストンとミソプロストール併用の場合でも同じです。

ミソプロストールのみで中絶を行う場合、こちらの情報を参照してください。(情報源はWomen on Waves )

妊娠週数計算ツール

多くの場合、妊娠すると身体の変化に気がつき、自分で妊娠がどれくらい進んでいるかわかります。最近セックスをしており、月経が来なければそれが最初のサインとなります。さらに、吐き気・胸の痛みやふくらみや疲労感が続きます。

多くの研究は、女性自身が自分が妊娠した時期や妊娠週数を正確に知ることができると報告しています。

妊娠週数を計算できるよう、最近の月経が始まった日を思い出すようにして下さい。月経が始まった日から大体正確な週数を数えることができます。

妊娠していることを知る確かな方法は妊娠検査です。市販の妊娠検査でも、月経予定日から検査することができます。超音波検査も妊娠を確かめる確実な方法です。超音波検査では月経予定日1週間後くらいから妊娠を確認できます。

経口中絶薬が必要ですか?妊娠10週までならWomen on Webが支援できます。

妊娠12週以降、経口中絶薬で安全に中絶できますか?

やむを得ず、中絶する時点で妊娠週数が12−24週になってしまっており、後期中絶をしなければならないこともあると思います。例えば、月経不順で妊娠に気がつかなかった、何らかの理由で妊娠中期まで待たざるをえなかった、あるいは、妊娠後期に至って妊娠中絶せざるを得ない理由が生じるなど、理由はいろいろあると思います。

妊娠中期・後期で中絶をする人は初期妊娠中絶に比べ少数ですが、12週以降も安全に行わなわれるべきです。中絶を安全に行うことにより、羅漢率や死亡率は下がります。

Women on Webは、妊娠週数10週まで妊娠中絶の支援をします。郵送にかかる時間も考慮して、余裕を持って女性を支援することを目指しています。

小包が何らかの理由で妊娠週数12週以降に到着したなど、なんらかの理由で12週以降に薬を服用して中絶を行わなければならない場合、病院やクリニックなどが近くにある場所で中絶するようにしてください。

これまでの研究によると、妊娠中期(妊娠第二トリメスター)に入ってから薬を使って中絶しても多くは成功します。しかし、週数が進むほど合併症が起こるリスクは高まり、また、多くの場合、中絶中か中絶後に病院に行かなければならないことを知っておいてください。

12週を超えていると合併症併発の可能性は高まり、病院に行く必要も出てきます。

妊娠週数12週以降リスクが高まるとはいえ、薬を使った中絶は、自分で行うどのような中絶方法よりも安全です。

鋭利なものや毒物を膣に入れたり、お腹を傷つけたりすることは非常に危険ですので絶対に行わないでください。

*ポーランドにお住まいですか?妊娠中期(第二トリメスター)で、胎児になんらかの異常があり、妊娠中絶をご希望の場合、寄付なしでWomen on Webが支援できます。

中絶薬を使った中絶と外科手術の中絶

違いはなんでしょうか?

安全な妊娠中絶をするためには二つの方法があります。中絶外科手術と中絶薬を使った妊娠中絶です。

日本では2023年4月に飲む中絶薬が承認され、女性は、外科手術か中絶薬を選べるようになりました。それぞれの事情に合わせ、個人が自分にとってより良いと思える方法を選ぶ事ができるべきであると私たちは信じています。

中絶外科手術は、外科的な中絶方法です。真空吸引法が最も一般的です。この方法で妊娠中絶をする場合、医療機関を訪ねる必要があります。訓練を受けた医師、日本の場合、母体保護法指定医が手術を行います。

中絶薬を使った妊娠中絶は、薬を服用し、流産と同じ症状を起こす方法です。身体に対して非侵襲的で(つまり、メスや針などが身体に侵入しない)、麻酔や器具も不必要です。自宅など、自分で選んだプライベートな場所で、自分自身で中絶を行う事ができます。症状は、重い月経や、自然流産と似ており、自然に近いものです。自分で選んだ場所とタイミングで妊娠中絶を行う事ができるので、子供を預けたり仕事の計画を立てる際に、計画しやすくなるという特徴もあります。

中絶外科手術のみを承認している国もありますが、女性は、状況に応じ、外科手術が経口中絶薬かの選択可能であるべきです。

経口中絶薬に伴う副作用

ミフェプリストンとミソプロストールを使った中絶は安全かつ効果的であり、成功率は98%です。中絶薬を使った中絶に伴う副作用は、自然流産の過程に伴う副作用と同じです。

飲む中絶薬で中絶をして合併症が起こる可能性は非常に低く、深刻な合併症が起こる可能性は0,4%以下と報告されています。

もちろん飲む中絶薬を服用するにあたって起こりうるリスクや副作用は事前に知っておく必要があります。しかし、中絶薬の安全性は既に確立しており、これまで、世界の何百万人もの女性が服用してきた信頼できる薬であり、中絶方法です。

中絶薬 副作用

中絶薬を服用すると、お腹の中がゴロゴロする感じ、下腹部の痛み、出血が続いたり、血の塊のようなものが出てきたりします。また、少しの間は、吐き気を感じたり、嘔吐したり、頭痛、めまい、下痢、ほてる感じや発熱もあるかもしれません。出血は中絶が始まったサインです。出血は続き、痛みも少しづつ大きくなっていきます。薬を使った中絶は、重い月経のような感じと感じることが多いと報告されています。妊娠週数が進んでいればいるほど、お腹のゴロゴロ感や出血は多いのが普通です。最も多い出血は通常1−2時間続きますが、妊娠のために子宮の中に作られていたものが出た後、痛みは少しづつ減少していきます。

中絶薬服用に伴う一般的な副作用

  • お腹の中がゴロゴロする。
  • 下腹部の痛み。
  • 出血(下に更に詳しい説明があります)
  • 血の塊のようなものが出てくる。

他にも以下のような症状が出ることもあります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • めまい
  • 下痢
  • ほてり
  • 発熱

ミソプロストール服用後、以上のような症状が出てきますが、数日経って徐々に治まります。反対に数日経って痛みや出血がひどくなるようでしたら、すぐに病院に行ってください。

中絶薬服用後に予期される出血

出血は中絶が始まったサインです。中絶が始まると、出血と痛みはだんだん強くなっていきます。ミフェプリストンとミソプロストールを使った中絶は、思い月経のように感じることが多いと報告されています。妊娠週数が長いほど痛みや出血も大きくなる傾向があります。出血のピークは、出血と共に塊が出てから1−2時間後に徐々に軽くなっていきます。

中絶薬に伴う合併症

複数の研究が 重い合併症が起こるリスクは 0.4%以下であることを報告しています。これは、自然流産の際、合併症が起こる率と同じで、薬を使って中絶している時に起こる合併症の治療の方法と自然流産中に起こる合併症の治療方法も同じです。以下が合併症の兆候です。

以下の点が一つでも当てはまったらすぐに病院に行ってください。

合併症の兆候

大量出血

出血が2時間以上続き、1時間に2つ以上の生理用ナプキンを必要とする時、あるいは、目めいがして気絶しそうな時(気絶は大量出血とともに起こるのが普通です)には、すぐに医療機関を訪ねて下さい。病院では、大量出血を止めるための薬を処方されるか、あるいは真空吸引で子宮の中のものを吸い出されます。しかし、ミソプロストールには止血作用がありますので、手元にミソプロストールがあれば、更にミソプロストールを服用してください。出血は軽くなっていくはずです。非常に稀に輸血が必要になることがありますが、可能性は0,2%です。

病院に行かなければならなくなった場合、お手元にミソプロストールが残っていれば、病院に行く前に2錠を服用してください。服用の際には舌の下に薬を置いて溶かしながら服用してください。ミソプロストールには止血作用があります。病院に到着する前に、ミソプロストールを飲み込むか、捨ててください。

高熱

高熱は、感染症の兆候であることがあります。中絶のために薬を服用してから24時間以内に、38度までの熱が出ることは普通ですが、熱が1−2日以上続く場合、また、熱が高くなり続ける場合には感染症である可能性が高いです。このような場合にはすぐに病院に行って下さい。おそらく抗生物質を服用することが必要で、子宮の真空吸引をされます。

アレルギー反応

中絶薬服用後、アレルギー反応が出ることもあります。肌の表面が痒くなったり、赤くなったり、湿疹が出たりすることがありますが、これはごく普通の軽いアレルギー反応で、時間とともに自然になくなっていきます。抗ヒスタミン剤を使うことも可能です。汗が出続ける、息切れがする、めまいがして気絶しそうになったり、胸が圧迫される感じがしたら、治療が必要です。

上記の症状が出たらすぐに病院に行って治療を受けて下さい。

もっと知りたい方は、ホームページのQ&Aをご覧ください。

中絶の過程

中絶薬を服用しても効かない場合、つまり中絶が起こらない場合はあるのでしょうか?

薬(ミフェプリストンとミソプロストール)を使って行う中絶は安全で、98%成功します。中絶中に起こる様々な副作用は、自然流産の時に起こる反応と同じです。

中絶薬を使っても妊娠が継続している場合

中絶薬を使って中絶しても妊娠が継続し続ける場合もあります。つまり中絶が起こらなかったということです。薬を服用した後も吐き気、胸がチクチクするなど妊娠に伴う症状や、つわりのような症状が続く時、妊娠が継続している可能性があります。中絶を行った後、3週間後に妊娠検査をして下さい。中絶した後、3週間待つ事は大切です。中絶後3週間は、たとえ中絶が成功していても体内に妊娠ホルモンが残っており、「陽性反応」つまり「妊娠している」という判定が出るかもしれないからです。

不完全な中絶

もう一つあり得る事は、不完全な中絶です。これは、妊娠は中絶されたものの、妊娠中に子宮内にできたものが残っている状況です。子宮内に残っているものがあると、ひどい出血が続いたり、感染症を併発したりします。中絶後に下腹部痛、腹痛、月経出血以上の大量の出血、高熱が続く場合、中絶が不完全である可能性があります。中絶後3週間以上経っても妊娠検査が陽性を示す場合、中絶が完全ではない可能性があります。この場合、超音波検査を受けて、子宮の中の状態を確認してもらって下さい。もし合併症がなく、手元にミソプロストールが残っているようでしたら、2錠服用して下さい。ミソプロストールは、子宮内のものを外に出す働きがあります。

子宮外妊娠

子宮外妊娠の場合、中絶ピルで中絶はできません。子宮外妊娠とは、胎児が子宮外にある状態のことを言います。卵管にある場合が多いです。中絶を行うための薬は子宮に働きかけるので、子宮外妊娠の場合には中絶ができないことになります。子宮外妊娠は稀ですが、あなたの健康が害されるリスクがあるので、すぐに病院で治療を受ける必要があります。特に下腹部の一方側のひどい痛み、そして、痛みが止まらないのが子宮外妊娠の症状です。中絶薬を使った中絶後、3週間以上経っても妊娠検査が陽性(つまり妊娠しているという判定)が出た場合、子宮外妊娠の可能性があります。すぐに病院に行き、治療を受けて下さい。

中絶薬を使った中絶に起こりうる合併症に関するQ&A。

中絶薬を使った中絶に起こりうる合併症

危険な中絶方法と治療

世界保健機関(The World Health Organisation, WHO)は、「薬を使い、自分で管理しながら自宅で行う中絶は安全で効果的である」と述べています。

インターネットで「自分で行う中絶」「自宅で行う中絶」等と称して様々情報を得る事ができますが、間違っている情報もたくさんあります。自然であることを強調し、安全であるように見せかけた方法もたくさん紹介されています。偽物の薬や、間違った方法では中絶が完全に終わらないだけでなく、深刻な合併症が引き起こされ、あなたの身体に回復不可能なダメージが残ることもあります。

妊娠中絶が禁止されているか非常に制限されている地域に住む女性は、しばしば危険な方法で妊娠中絶をしようとします。

世界保健機関(WHO)によると、世界中で行われている妊娠中絶の45%が危険な中絶です。

自宅で自分で行う妊娠中絶で唯一安全かつ効果的と証明されている方法は、ミフェプリストン・ミソプロストールと呼ばれる薬を使った中絶のみです。ミフェプリストン・ミソプロストールを使った中絶以外で、もうひとつ唯一安全な方法は、医療機関で訓練を受けた医師により行われる外科手術です。編み物棒などの鋭利なものや、薬草などを膣に入れたり自分の身体を傷つけるような妊娠中絶は、絶対に行わないでください。

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避けるべき妊娠中絶の方法

これを飲めば妊娠中絶できるといわれるお茶や薬草

お茶や薬草など自然であることを強調し、安全であるように見せかけた方法はたくさんあります。残念ながら、お茶や薬草などでは安全に妊娠中絶できません。日常生活で飲んだり食べたりしているものでも、使い方を変えれば毒に変ずるものもあります。

妊娠中絶・流産を促す薬草として紹介されているものは、通常月経促進剤です。これらの薬草を服用すると、子宮に軽い陣痛のような動きが起こって、中のものが押し出されると信じられているのです。よもぎ、ノコギリソウ、紅花、牡丹、カモミールなどがよく使われる薬草で、これらの薬草の抽出油などが自然流産を引き起こすと言われる場合もあります。果物、ベリー類、ビタミンCなども妊娠中絶を引き起こす、と言われる場合もあります。しかし、妊娠中絶と薬草の働きに関しては、十分な研究は行われておらず、異論もあります。もし、妊娠中絶を起こせるにしても、人の身体が受け入れられる限度を超えた大量の摂取が必要な場合もあり、結局、妊娠中絶が成功しないばかりか、あなたの身体に、回復不可能な深刻なダメージを残す場合もあります。ですから、ハーブ、薬草、お茶などを使った妊娠中絶は絶対に行わないでください。

家庭にあるチンキ剤(薬草やハーブの成分をエタノールなどに浸すことで作られる液状の製剤)・化学物質

家庭にある化学物質や、液状の製剤等は、妊娠中絶するために使わないでください。まだ、自分で化学物質を作ったり、製剤等をつくることも絶対にしないでください。万が一これらのものを服用した場合、すぐに病院に行って下さい。

洗剤や漂白剤は非常に危険ですので、妊娠中絶するために使わないでください。

鎮痛剤は処方してもらったほうがいいのでしょうか?それとも薬局で普通に購入できるのでしょうか?

鎮痛剤は、薬局で家庭用として売られているものか、医療関係者に処方されたものだけを使って下さい。

薬を使って妊娠中絶することをお考えの場合、たくさんのウェブサイト・会社が偽物の薬を売っていることも知っておいて下さい。残念ながら、偽物の薬が多く出回っています。特にインターネットでの販売をしている場合が多いです。すぐに購入せず、信頼できるウェブサイトであるか、信頼できる団体であるか、調べてみて下さい。

偽物のリンクに関しては、こちらにも説明があります。(情報源はWomen on Waves)

危険な中絶に関するWHOからの情報。

妊娠中絶に関する日本の法律 母体保護法と刑法堕胎罪

世界を見渡すと、妊娠中絶に関する法律は国によって大きな違いがある事が分かります。妊娠中絶は犯罪とみなされ、中絶が全く不可能な国もあれば、理由はなんであれ、妊娠中絶するという個々人の要望に応じて合法的に中絶できる国もあります。しかし、現実的には、妊娠中絶が禁止されている国や、母体が生命の危機にさらされている場合のみ中絶が可能であるなど、妊娠中絶が非常に制限されている国でも、妊娠中絶は行われています。

実は、妊娠中絶が禁止されている国や非常に制限されている国での方が、数多くの望まぬ妊娠が起こっていると報告されています。

中絶法 国別マップ ここをクリック。

中絶薬はミフェプリストンとミソプロストールという2種類のクスリのセットです。両方とも、世界保健機関(WHO)の必須医薬品です。

必須医薬品とは、人間が健康状態を保つため最低限必要とされる薬で、世界保健機関(WHO)がリストを作成しています。ミフェプリストンとミソプロストールという2種類の薬のセットである経口中絶薬も必須医薬品の一つであり、中絶を行う際の安全性と効果は確立しています。

中絶薬を使って行う妊娠中絶(メディカルアボーション)は日本で2023年4月に承認されました。現在、日本では、母体保護法指定医による外科手術(22週未満まで)と、経口中絶薬を使った中絶(9週未満)が可能です。妊娠中絶は強姦により引き起こされた場合など、条件付きで合法的に行われますが、実際には、(実際の理由はどうであれ)90%以上の妊娠中絶が、経済条項の枠で行われています。配偶者の同意も必要です。合法的な妊娠中絶は21週6日までで、22週以後は、母体の生命が危険にさらされている場合のみになります。一つ覚えておいていただきたいことは、胎児は24週以降、母体外で生存する可能性があるということです。週数が進むほど、胎児の母体外生存可能性は高くなります。日本での妊娠中絶は健康保険でカバーされません。また、妊娠中絶にかかる費用は、病院やクリニックで異なりますし、宿泊があるかないか等、様々な理由で異なります。平均的には、12週までの妊娠中絶では10万から20万円で、現金で払うことを求められます。週数によっても費用は異なります。

自分の国ではどのように中絶できるのか?何かできることはありますか?

Women on Webから郵送で飲む中絶薬を受け取る

Women on Webが中絶薬を処方します。郵送で飲む中絶薬を受け取ることができます。

以下のステップを踏んでください。

1 飲む中絶薬を受け取るためにオンライン診察を記入

オンライン診察ではあなたの妊娠・健康状態に関する質問に答えていただきます。医師がオンライン診察を拝見し、飲む中絶薬での中絶が安全であることを確認します。個人情報は守秘されます。

2 Women on Webの医師があなたのリクエストを承認

24時間以内に医師がオンライン診察を拝見します。その間90ユーロの寄付をしていただきます。

3 飲む中絶薬が自宅に郵送

医師がリクエストを承認してから24時間以内に、中絶薬が郵送されます。追跡番号がメールで送られます。

寄付が難しい場合、ご連絡ください。一緒に解決策を探しましょう。

Women on Webのヘルプデスクと医師が、あなたの中絶全過程をサポートします。24時間の支援体制です。質問はこちらへ。info@womenonweb.org

あなたのサポートが私たちの活動を可能にします。

あなたの寄付90ユーロで、中絶を希望している一人を支援することができます。あるいは、Women on Webのネットワークに参加していただき、さまざまな形で応援していただくことも可能です。