妊娠の継続とは、ミフェプリストンやミソプロストールを服用後も、妊娠が進行していることをいいます。この場合、中絶が完全に失敗したこととなり、女性は妊娠し続けています。出血していたとしても、妊娠が継続している場合があります。出血があれば、中絶がうまくいったというわけではありません。まだ乳房の痛みや吐き気などの妊娠の兆候がある場合、妊娠が継続している可能性があります。妊娠が終わったかどうかを確認するために、1週間以内に超音波検査もしくは3週間後に簡易妊娠検査を受けるべきでしょう。中絶の３週間後に行われる妊娠検査は、ほぼ信頼できます。中絶後3週間は妊娠検査を受けるまで必ず待たなければなりません。それは、妊娠ホルモンが体内に残っている可能性があるため、疑似陽性となってしまう可能性があるためです。薬による中絶を行った後、妊娠が継続している場合、もう一度、薬による中絶を試みることもできますし、外科的中絶をすることもできます。
リスクは非常に低いですが（10/1000未満）、ミソプロストールは妊娠初期に服用されると、胎児の奇形のリスクを高める可能性があります。可能であれば、妊娠を継続している女性は、妊娠を終了するために外科的または薬剤による中絶を受けることをお勧めします。
研究によると、中絶を行った時点での妊娠期間に応じて、妊娠継続のリスクが変化することが示されています。
ミソプロストールを使用した後、妊娠が継続する可能性はどのくらいでしょうか？
ミソプロストールを使用した後、妊娠が継続する可能性はどのくらいでしょうか？
| 妊娠期間 | 妊娠継続の割合 |
| 1～49日 | 0.1 % |
| 50〜77日 | 0.5 % |
| 78～83日 | 3.1 % |
| 84～91日 | 5.1 % |
